土佐のいごっそう

  • 2017.09.01 Friday
  • 12:33

先日、東京からお客様が来て高知の名物や、特色は何ですか?と聞かれ・・・
もちろん高知は酒の文化なので、酒の遊び方等は色々聞いて知っているようでしたが、

他に高知の方言で面白いのは?
と聞かれたので、「のうが悪い」の意味は分かりますか?と聞くと・・

頭が悪いことですか?・・いいえ具合が悪い事です、体の具合では無く、物の調子が悪い

とか、やりづらい事を言うのです。
例えば、建付が悪くて戸のしまりが悪いとか、作業するのに狭くて動きづらい時などに

「のうが悪い」と言うのです。土佐弁で、おうの「のうが悪い」にゃ〜と、言うのです。

逆に使いやすいとか、使い具合が良いときは「のうがえい」と言います。


「はちきん」は知ってますか?・・知ってます男勝りの女の事でしょ?・・

まあそうですけど・・ここで少し説明をしますね県外の方向けに・・・

高知県は西から東まで太平洋に面した県なので、高知県の人口の多い市町村は太平洋側に

面しています。

県の各、市町の人口が太平洋側に面した県は多分高知県が日本一ではないでしょうか?

だから高知県は漁師町が多く、一本釣りのカツオのタタキが有名です。私が子供の頃は

肉と言えば鯨だったのです。よく食べました、肉じゃがや、すき焼きと言えば鯨だったのです。
昔は高知で鯨が良く捕れたのです。多くの男は波の荒い太平洋に小舟で出て魚を捕るのが仕事で、

帰ってくると家では何もしない。(昔の話ですよ)

雨の日や嵐の時は海に出ず、男は陸に上がると仕事もせず家で酒をぐうたら飲むだけ、だから

女が人一倍仕事をしなければならない。

朝早くから遅くまで、子供の事やら家事のこと、テキパキと女が働かないと食えないので、

働き者の女性が多かったのです。負けん気が強く、おだてに弱いの土佐の女。

男4人分ぐらい働かないとやっていけないので、言葉も気も荒く男まさりだったので・・・

お前の女房はよく働くの〜・・・おおそうよ、あいつは男4人分ぐらい働くき、金玉8つ持っちゅう

にかあらんき、八金よ、と言ったのがはちきんのルーツのようであります。

又、男4人を手玉に取るからとも言う。


それと土佐の「いごっそう」という言葉知っていますか?
頑固者のことですか?・・・それとはちょっとニュアンスが違う、意地っ張りともちょっと違うし、

一度口に出していったら取り下げない土佐人らしい意地かな?(酒をたらふく呑ませば治る)
おもしろく、憎めない意地っ張りなのかな〜・・・


昔話で(いごっそう)の笑い話を思い出しましたので紹介しますね。
(土佐弁で書きます)

(源さん)      (照男)
昔、大工の(源さん)が仕事の帰り道に、近所で仲の良い百姓の(照男)と、ばったり会い

お〜久し振りやにゃ〜・・・一緒に帰るか?と世間話をしながら田んぼの脇道を歩いて帰っていると、

源さんが田んぼの向こうを指さして、おっとあの柿はうまそうやにゃ〜、いっぱいなっちゅうやいか・・・
(照男)源さんありゃー渋柿ぞ、あんなもん食えるか!と言うと
(源さん)馬鹿言うな!ありゃー甘柿よ、おりゃー大工ぞ、柿ぐらい一目見たら甘か渋ぐらいは分から〜や、

と言うと・・・
(照男)おりゃ〜百姓ぞ、渋柿くらいはすぐ分かるわや・・・源さんも歳いたのう〜
(源さん)歳いたのうと言われて、頭にきた源さんは、ほんなら見に行こうか?と二人で柿のそばに行く

(照男)ほら見いや、渋柿じゃおがや〜・・・・・・
負けるが嫌いな、いごっそうの源さんは、おんしゃ〜アホやにゃ〜、素人は渋に見えるかも知れんが、

これは甘ぞ!前は、わしも渋と思うちょったけんど、昔だまされた思うて食てみいや〜と、いわれて

食たところが、こじゃんと甘かったきにビックリしたわや〜・・・

そう言いながら源さんは一つ柿をちぎり、かじったところが、こじゃんと渋い。そこで・・・


(源さん)こりゃ〜美味い!これば〜甘かったらなんぼでも食えるぞ!美味そうな顔をして又ちぎっては

うまい、うまいと食べてしもうた。

それを見ていた照男に、おんしも食わんかや!美味いぞ!
(照男)源さんがあまり美味そうに食うもんやから、そうかや〜?と言いながら一つちぎって口にすると
こじゃんと渋い!歯茎が浮いてしびれるば〜渋い。
照男も土佐のいごっそう。だまされて負ける事が嫌いなもんじゃきに・・・
渋いがをこらえて一言、まっこと甘いの〜・・・、これば〜甘いとは知らざった。
(源さん)ほりゃ見てみよ、うまいろ〜が・・これば〜甘い柿は滅多にないぞと言いながら
又、ちぎって食べ始めた。
それを見た照男も、負けてたまるかとわしもう一つ、とちぎって食べ始めた。
こじゃんと渋い!涙が出るば〜渋い!それでも、甘いの〜と、言いながら美味そうに全部食べた。


(照男)源さんよ、この柿は、うもうて甘いけんど、わしゃ〜もう腹張った。
(源さん)そうじゃのう、まっこと、うまいけんどわしも腹張った。
この柿が甘いことは内緒じゃぞ、誰っちゃ〜に教えなよ。と、しかし照男よ、おんしゃ〜いよいよ
いごっそうや、にゃ〜・・と二人が顔を見合わせて大笑い。
土佐の「いごっそう」の笑い話を思い出しながら書いたので、若干違うかも知れませんけど

「いごっそう」とは、このようにユーモアを含んだ意地っ張りのことです。「主に男だけ」かな?
      
(もう一つ思い出したので書きますね)

(クマさん)
昔、クマさんと言う「いごっそう」が源さんの友達にいました。

久し振りに、二人で釣りをしに行った帰り道の話です。
(源さん)久し振りにこの道通るけんど、山の下にある大木を指さし、しばらく見んうちにあのエノ木は

こじゃんと太ったのう、よい枝ぶりじゃのう!と言うと・・・
(クマさん)あの木かよ、ありゃ〜エノ木じゃのうてヒノ木ぞ、あんな太いエノ木があるか!
(源さん)おんしも、いちいち反論するにゃ〜・・あれは子供の時から知っちゅうぞ、あれはエノ木よや。
(クマさん)あほう言うな!おりゃ〜山師ぞ!ヒノ木はしょちゅう見ゆうき、遠いから見てもすぐ分から〜や!
      源さんは子供の時からあれを、エノ木と思うちょったがか?と大笑いする。


(源さん)頭にきた、ほんならあれを近くまで見に行くかや?賭けてもえいぞ!
 (クマさん)源さんよ、おんしも負けるが嫌いな「いごっそう」や、にゃ〜・・・
            プロにそんなこと言うたち恥かくば〜ぞ。
 (源さん)ま〜見たら分から〜や、ほんなら行こうぜと、300mば〜歩いて木の下に行くと
            大きなエノ木にえの実がいっぱいなっちゅう。ほら見ろエノ木じゃおがや〜
            それを見た熊さんは・・・
 (クマさん) 木をしげしげと見て、ほ〜・・このヒノキは珍しい!えの実がいっぱいなちゅう。
             チョン、チョン・おわり。

 

このように土佐の「いごっそう」とはかわいらしい意地っ張りの事をいいますね。

 

高知県人の県民性は、酒が好き、博打がすき、冗談がすき、負けん気が強くてお人好しで、誰でも

快く受け入れるが、一度嫌になったら、2度と口をきかん。

貯蓄はなく、離婚率が高い、海と言えば広い太平洋しかない。太平洋のような男が多いのです。

しかし、漁師町ではなく、山側の人たちは、性格も考え方も全然違うように思います。

私の育ちは、漁師町ではないけれど太平洋まで歩いて10分ほどの所で育ったので、太平洋は友達

だから土佐人の性格でしょうねキット。 悲しいけれど・・(^^)
 

高知県香南市に赤岡という海に近い町があります。

そこでは毎年、4月の終わりの日曜日に開催されるドロメ祭りがあります。

以前書いたブロクです↓

http://kimama.komatsu-j.info/?eid=320

 

大杯に女性は5合を9秒台で飲み干し・・・・・

男は1升を11秒台で飲み干します。

この大会で3年連続優勝すると「酒豪博士」の認定書が授与されます。

ドロメとはカタクチイワシの稚魚のことです。

採れたてのドロメに醤油をかけて、そのまま食べると美味しいですよ。

入場料は無料、テント席は2,800円で酒2合とドロメ汁付き。

「ドロメ祭り」はちきん部YouTubeです↓

https://www.youtube.com/watch?v=JzD_BgHpkR8

このようなお祭りは、神さまも喜んで見ていることでしょうね〜

 

今回は、ご要望にて高知の文化や県民性を紹介しました。(笑)

 

では又・・・・管理人。

 

ブログランキングに参加しています。


神社・仏閣ランキング

 

 

 

 

 

 

コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

ブログランキングに参加 ワンクリックお願い(^_^)

こちらもよろしく↓

読んで楽しい神社ブログ

拍手ボタン押して下さい。

クリックお願いします。

selected entries

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM